背景デザイン

本記事では、筆者の学会発表や各種研修会・講演会での経験を元に、パワポ（パワーポイント、Power Point）等を用いたスライドの作成のコツをお伝えする。今回はスライドの背景について筆者の考えを述べる。

スライドの背景をこのようにすれば良い！といった決まった答えはない。それぞれ発表者の個性がでるところでもある。最低限見やすいように作るよう心掛ける必要はある。

背景は何色が良い？

学会など運営者より指定がなければ何色でもよい。白地でも黒字でも濃色でも淡色でもOK。その際には中心となる文字の色は反対色にすべきだ。オーソドックスなのは以下のような白地であろう。スライドは白地に決まっているといった上の人がいる場合でも受け入れられるであろう。強調したい部分には赤色などの濃い色にした方が見やすい。

一方、黒地にすると文字は反対色の白色が中心となる。薄い水色やピンク色が映えるバックでもある。やさしい文字の色を使いたい場合には黒色など濃色の背景を用いるとよい。また、プロジェクターでスクリーンに投影するときには画面の縁がスクリーンと一体化し、写真を使ったりアニメーションに使ったり工夫を凝らした場合などにも、きれい映すこともできる。（逆に画面の境界を強調したい場合には黒地は向かない…）私は黒地を活用し、優しい色使いの文字を用いてシンプルなアニメーションを使用するのが好みだ。

ロゴやラインなどを活用したデザイン

また、賑やかな背景は内容を目立たなくしてしますが、以下のようにロゴやラインを使ったシンプルなデザインもすっきり魅せることができる。

背景になじむように以下のようなロゴを活用したデザインもよい。

筆者の主観も入った内容ではあったが、参加者が見やすいスライド作りの参考になれば嬉しい。